自律神経の乱れを整える3つの方法、つぼ押しや食事でストレス解消

自律神経の乱れからくる行動面、10のチェック

当てはまる項目にチェックを付けてみてください。

酒、たばこの量が増えた
最近ギャンブルをするようになった
いつも何かしていないと落ち着かない
食べ過ぎる、早食いになる
刺激の強いものを好むようになった
最近太った
イライラ、あせりがある、落ち着かない感じ
何事にもおっくう。人と会うのが面倒くさい
寝つきが悪い、目覚めが悪い
夜中に目が覚める、夢をよく見る

行動面10項目のうち、
3つ以上当てはまる場合:自律神経が乱れている
5つ以上当てはまる場合:自律神経失調症になりかけている
と言われています。

自律神経の乱れによる、めまい等の症状10のチェック

当てはまる項目にチェックを付けてみてください。

めまいや立ちくらみ、頭痛がたまにある
腹痛や下痢、便秘を繰り返す
胃が痛くなったり、吐き気がたまにある
腰痛や肩こりがある
猫背になってしまう、姿勢が悪いと周りから言われる
全身倦怠感がある、疲れやすい、回復が遅い
最近太った
のぼせや冷え、ほてりがある
汗をかきやすい
皮膚のかゆみがある

症状10項目のうち、
3つ以上当てはまる場合:自律神経が乱れている
5つ以上当てはまる場合:自律神経失調症になりかけている
と言われています。

※自律神経失調症の程度は個人差がありますので、あくまで目安としてお考え下さい。症状に心当たりがある場合、まずは身近な人に相談しましょう。

自律神経を整える3つの方法

1、自律神経を整える「食事」


自律神経を整えるために、一番は『旬』のものを食べることです。

以前に比べると、野菜も四季に関係なくスーパー等に並んでいます。
消費者側からするととても便利なのですが、同じ野菜でも旬の時と比べると栄養面で違いがあると言われています。
それに、四季によって身体が感じる不調は様々です。
当たり前ですが夏は暑く、冬は寒いです。
夏のように暑い環境にずっといると身体は自然と熱を溜め込んでしまいます。
それを冷たい飲み物やアイスなどで冷やしてしまうと、お腹を壊してしまいますよね。
そこでとても効率的なのが夏野菜(トマトやきゅうりなど)です。
夏野菜を生で食べることによって、身体を冷やしてくれる作用があります。
逆に冬の時期に生野菜を食べすぎると身体を冷やしすぎてしまいますので、温野菜にするなど調理法も変わってきます。

さらに、食事では旬のものを食べることだけでなく、気になる症状が実際にある場合はその症状に効果のある食べ物を摂取することも大切です。
よく耳にするのは、『貧血気味の人は鉄分を摂取する!』
こちらはご存知の方もすごく多いと思います。

食材の栄養素を考えて摂取することも大切ですが、食材1つだけで食事を終えるというのはほとんどありません。
それを1つ1つ考えながら…となると毎回の食事がすごく大変になってしまいますよね。
実はとても分かりやすいものがあるのです!!

・気分を落ち着かせ、体調を整えたい時
→『緑(青)の食べ物』…ほうれん草や春菊などの葉物野菜

・元気がほしい時
→『赤い食べ物』…トマトやお肉など

・消化を助け、気持ちをHAPPYにしたい時
→『黄色の食べ物』…かぼちゃやお味噌など

・スッキリしたい時
→『白い食べ物』…大根や白米など

・ホルモンバランスの不調があったり、不規則な生活が続いてしまった時
→『黒い食べ物』…黒豆やきくらげ、海苔など

色を覚えておけば、簡単に毎日の食事に取り入れられると思いますので、ぜひ意識してみてくださいね。

2、自律神経を整える「つぼ押し、お灸」


最近では、本屋さんで「自分で押せるツボ押しの本」や、薬局などで「お灸」も購入できるようになりました。
特にお灸は、身体を温めてくれるからと女性の中でブームになりましたね。
今回は自分でも簡単に押すことのできるツボをご紹介したいと思います。

合谷(ごうこく)
万能なツボとも言われています。
場所は手の甲側で、親指の骨と人差し指の骨を手首側に触ると交わる場所があります。
そこを握手する手の形で押さえてみてください。
ここは自律神経調整目的だけでなく、目の疲れや肩こりにも効果があると言われています。

足三里(あしさんり)
膝のお皿の下にぽこっと出ている骨があると思います。
そこから指4本分下にあります。
足が疲れた時はもちろん、なんとなく胃の調子が悪い時は胃液の分泌も促進してくれる効果があると言われております。
自律神経が乱れると胃腸の調子も崩しやすいので、そんな時はぜひ押してみてください。

三陰交(さんいんこう)
内くるぶしの骨から指4本分上、骨とアキレス腱の間です。
自律神経だけでなくホルモンバランスも整える作用もありますので、生理痛がひどい時等にもおすすめです。

爪の根本
ツボではないのですが、20~30回ほど痛くない程度に軽くきゅっきゅと揉んであげると、指先の血管に刺激がいくので血液循環がよくなります。
すると副交感神経が働いてくれます。
寝るときに、手や足の先が冷えてしまって寝れないという時に試してみてください。

もちろんドラッグストアなどで売られている「千年灸」などを上記のツボに施すことで、さらに効果が高まると言われております。
自律神経の乱れからくる症状にお困りの方は、ぜひ毎日の習慣として取り入れてみてください。
以前は冷え性は女性特有の症状と言われていましたが、最近はストレスの影響でか血液循環が悪くなり男性にも冷え性と自覚を持っておられる方が増えてきています。
身体を温めてあげる効果のあるお灸ですが、身体にいいものと思っていても『熱そう』『煙たい』などのイメージをもたれている方もまだまだ多いのが現状です。
お灸へのハードルが高い方はお風呂にゆっくり浸かられることもお勧めします☆

3、自律神経を整える「呼吸法」


自律神経には、交感神経と副交感神経があります。

交感神経の役割は
・心機能亢進
・血圧上昇
・早い呼吸(気管支拡張)
・エネルギー放出
・散瞳
など、いわゆる「緊張」の神経です。

逆に副交感神経は、
・消化管運動亢進
・消化液分泌亢進
・排便・排尿の促進
・エネルギーの蓄積
・疲労回復
など、「リラックス」の神経です。

ではここで問題です。
上記の中で、自分の意思で働きかけられるのはどれでしょうか?

例えば、
動かずに、自分の意思だけで心臓をドクドク速めたりゆっくりにしたりできますか?
自分の意思で血圧を上げたり下げたりできますか?
自分の意思でエネルギー放出できますか?(かめ〇め波だせますか?)
自分の意思で胃や腸を動かせますか?

どれも難しい……そうなんです。基本的に自律神経とは、自分の意思ではコントロールできない神経なのです。
しかし、一つだけできそうなのがありませんか?

もう一度、交感神経の役割を見てみましょう。

・心機能亢進
・血圧上昇
・早い呼吸(気管支拡張)
・エネルギー放出
・散瞳

お気づきの方おられましたら、あなたは素晴らしいです!
そうなんです。
正解は「呼吸」です。
自分の意思で早い呼吸をしたり、ゆっくり深呼吸したりはできますよね?
つまり、自律神経に自分の意志で働きかけられるのは、呼吸だけと言われております。
緊張しているときに深呼吸をすると、気が落ち着くのが良い例ですね。
深呼吸をして副交感神経に働きかける、そのおかげで心臓の脈拍も落ち着かせることができるわけです。

呼吸は、大別すると、胸式と腹式があります。
腹式呼吸をすると、肺の下にある横隔膜が上下運動します。
この横隔膜に自律神経が密集しているため、副交感神経が優位になり、リラックスしていきます。
こうした腹式呼吸を意識的に行うと、日中でも、リラックスする神経を働かせることができるようになります。
休息することで、体の痛みや不快感が和らぎ、筋肉の緊張が解ける。
すると血流が改善し、全身が調子の良い状態をキープすることができるようになっていく、というわけです。

やり方のポイントは、
・鼻から吸って口から吐く
・吸う時にお腹を膨らませ、吐く時にお腹を凹ませていく
仰向けに寝ころんで、お腹の動きを両手のひらで感じながら行うと効果的です。

こちらの記事でも紹介しておりますので、参照ください。
神戸でマインドフルネス瞑想を体験したい方へ

ちなみに当院の自律神経調整は、そんな腹式呼吸をしながら「モビライゼーション」というテクニックで、身体のバランスを整えていく施術を行っております。
モビライゼーションテクニックとは、医療やスポーツ現場において、「姿勢の調整」「関節可動域の拡大」「疼痛の緩和」「血行促進」を目的として行われているリハビリ療法です。

他にストレッチ通い放題のコースもございますので、自律神経を整えたい方や、健康になりたい方はぜひご覧ください。
定額制ほぐし&ストレッチ専門HP『リラックすとれっち』

おまけ、自律神経を整える「音楽」


上記の方法は、さらに自律神経を整える「音楽」を流しながら行うと効果的です。
どんな音楽が良いのかというと……

ズバリ、「聴いていて気持ち良い曲、好きな曲」で問題ありません!
音楽療法としては、副交感神経にはα波が良い、集中力のためにθ波を聴こう、など色々とありますが、だからといってyoutubeなどで探して好きでもない曲を無理して聴く必要はありません。
全く逆効果になってしまうこともあります。
どんな音楽が本当に今の自分に合うものなのか、それは千差万別ですので音楽療法のプロにご相談したほうが良いでしょう。
ただ音楽はやはりストレス解消効果があると言われています。
好きな音楽ならロックで気分を上げるのもクラシックでリラックスするのも効果的ですので、好きな曲を聴きながら上記「自律神経を整える3つの方法」をやってみましょう。

自律神経の乱れを治すことはストレスケアに繋がる

例えば、自律神経の乱れから肩こりの症状が出ている人ですと、

左の写真のように、「肩が凝ってるな」と感じた場合、右の図のように交感神経が優位な状態になっています。
すると常に興奮状態となり、筋肉が緊張する。こうしてトリガーポイントが発生し、痛みや不快感を感じます。
つまり、トリガーポイントを除去すると同時に、自律神経のバランスも整えてあげないと、また肩こりを感じだすという訳ですね。

トリガーポイントとは

マッサージ屋さんに行ってもその時は気持ち良いが、何日かするとすぐ戻ってしまう。その理由は自律神経の乱れにあることが多いと言われています。

当院では、そんな精神的ストレスケアのための「自律神経調整ストレッチ」、肉体的ストレスケアのための「トリガーポイント手技」、ストレス許容力UPのための「マインドフルネス瞑想」を組み合わせ、科学的根拠のあるストレスケアを提供しております。

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