トリガーポイントの発生

・不動：長時間同じ姿勢を維持したまま動かさないこと
・使いすぎ：同じ筋肉を酷使すること
・精神的ストレス：人間関係やプレッシャーなど
肉体的ストレスを受けると筋肉が緊張し、トリガーポイントが発生すると言われております。　すると姿勢も悪くなり、血行不良、老廃物の滞留が起こります。　それが痛みや不快感に変わり、肉体的ストレスとなります。　するとまた筋肉は緊張し・・・と、不調の悪循環が起こります。

トリガーポイントの緩和

肉体的ストレスを緩和する方法としてトリガーポイント手技という施術法があります。　トリガーポイント手技は、直接触ったところだけでなく、じわーっと響く瞬間に、その波及したところまで、筋肉や神経がゆるむと言われてます。　ですので、筋肉を傷つけることなく、頭、首、肩などの症状を緩和させることができます。　ペインクリニックなどの病院でも、トリガーポイントに対して注射を射つ治療が盛んになってきております。

ストレスによる自律神経の乱れ

職場環境や仕事内容、家庭生活、人間関係などによる不安やプレッシャーで、精神的ストレスが貯まると自律神経のバランスが崩れてきます。　自律神経は、興奮状態と休息状態のバランスを天秤のようにつかさどっている神経です。　ストレスなどによりバランスが崩れ、交感神経の優位な状態が続くと、常に興奮状態となり、筋肉が緊張します。　すると先ほどお話に出て来た、トリガーポイントが発生し、痛みや不快感を感じます。　その痛みと戦うために、また交感神経が優位になり、自律神経のバランスが崩れます。　すると、常に興奮状態になり・・・また筋肉が緊張し、トリガーポイントが発生してしまいます。

自律神経を呼吸法で整える

自律神経は心臓の動きを早めたり遅くしたり、内臓の働きを調節したりと、自分の意思とは関係なく働く神経です。　ただし、最近の研究データでは、呼吸によって調節できることが実証されてきています。　呼吸は、大別すると、胸式と腹式があります。　ストレス社会に生きる私たちは、交感神経が優位になりがちです。　そこで、腹式呼吸をすると、肺の下にある横隔膜が上下運動します。　この横隔膜に自律神経が密集しているため、副交感神経が優位になり、リラックスしていきます。　緊張しているときに深呼吸をすると、気が落ち着くのと同じです。　こうした腹式呼吸を覚醒時に意識的に行うと、自律神経のバランスがとれるわけです。

心と身体の良いバランスつくる

日中でも、リラックスする神経を働かせることができます。　休息することで、体の痛みや不快感が和らぎ、筋肉の緊張が解けます。　すると血流が改善し、全身が調子の良い状態をキープすることができるようになります。

ストレス許容力

ストレスには、個人によって許容範囲があります。　正常な状態で、外部からのストレッサーによる刺激があった場合、許容力が大きいと、疲れは残っても、元の体に戻ります。　逆に、許容力が小さいと、ストレスが溜まったまま、元の体に戻りづらくなります。　すなわち、この許容力を上げて、ストレスをコントロールできる身体を作ればいいのです。

硬くなった、心をほぐす

ヘッドマッサージを受けながら、マインドフルネスによる瞑想でストレスによって硬くなった心をほぐすトレーニングをおこないます。一歩引いた視点から自分を眺めて、自分の中に沸き起こる考えや感情を受け流しながら、目の前のことだけに集中できる状態へと導きます。

※当院で行うマインドフルネス瞑想とは、心療内科などでも取り入れられており、禅などの瞑想から宗教的な要素を一切取り除いた、脳科学的根拠（エビデンス）のある瞑想法です。